こんにちは、アロハ父さんです。
孫正義さんの大ファンです。
家族でSBG株を2200株保有しています。
SBGの株価が、高値から半分近い5500円/株になっています。
一般的には、「SBGに投資している人は非常に苦しんでいる」という認識かもしれませんが、私はそうは思いません。
むしろ、長期視点では、今は株価が低い方がラッキーなのです。
この記事で、ソフトバンクGの自社株買いについての過去から振り返りながら、将来価値について考えてみます。
【発行株式数】自社株買い後は、2020年1月対比で74%と予想
少し過去を振り返りましょう。
2020年1月31日時点の発行株式数は、約20.7億株(正確には、2,071,388,324株)でした。
その後、2.5兆円の自社株買いプログラムが発表され、約3.7億株(366,860,600株)をSBGが市場から買い戻し、消却しています。(期間は、2020/3/16~2021/5/12)
消却後の発行株式数は、約17.0億株(1,704,527,724株)となり、市場に出回る株式数は、当初2020年1月末の82%になりました。
そして、2021年11月8日にさらに1兆円の自社株買いが発表されており、現在は取得の真っ最中です。
株価が安いほど、取得株数は増えます。
4000円~6500円位の株価を想定し、取得単価に対する取得株数、およびトータルの株数を見積もると、下記のとおりです。
平均取得単価 [円/株] | 取得株数 [株] | 消却後の発行株式数 [株] | 発行株式比率 (2020年1月末対比) |
6500 | 153,846,154 (1.5億) | 1,550,681,570 (15.5億) | 75% |
6000 | 166,666,667 (1.7億) | 1,537,861,057 (15.4億) | 74% |
5500 | 181,818,182 (1.8億) | 1,522,709,542 (15.2億) | 74% |
5000 | 200,000,000 (2.0億) | 1,504,527,724 (15.0億) | 73% |
4500 | 222,222,222 (2.2億) | 1,482,305,502 (14.8億) | 72% |
4000 | 250,000,000 (2.5億) | 1,454,527,724 (14.5億) | 70% |
※2.5億株が今回の取得上限です。
現在の5,500円/株では、2020年1月末対比で発行株式数は74%くらいと見積もれます。
株価が安くなった方がチャンスなのは、明らかですね。
【NAV/株】自社株買いによって将来価値は大きくなる
この自社株買いの効果は将来に顕在化してきます。
孫さんが公言している、2040年に時価総額200兆円になったときの1株当たりのNAVで見てみましょう。
(自社株買いで資産を減らしているので、200兆円到達の時間が少し遅れることは注意)
発行株式数 | NAV/株 (時価総額200兆円の場合) | |
2020年1月末 | 20.7億(=2,071,388,324) | 96,554 円 |
今回の自社株買い後 (平均取得単価は5500円/株と仮定) | 15.2億(=1,522,709,542) | 131,345 円 |
1.36倍!
株価は一時的に軟調なものの、この2年間の自社株買いで、長期投資家に36%リターンを与えたのと同等だと考えられます。
株価はピークの半値になっていますが、自社株買いの期間における下落は、長期視点の株主にとっては、むしろ喜ぶべきことではないでしょうか。
TwitterでSBGを批判する人は、株価を見て発言していますが、、、それは短期的な話であり、SBGの本質ではないと思います。
ソフトバンクGは、この下落相場でも株主の価値を高めようと戦略的に動く会社なのです。
ベルモットさんが以前に分かりやすい例えをしたので紹介します。
なるほど、うまいですね。
今後も自社株買いをするのであれば、一人当たりの取り分はもっと大きくなります。
長期ホルダーこそがその恩恵を享受でき、やっぱり孫さんに経営を続けて欲しいなと思いますね。
自社株買いによるもう一つのメリット
ちなみに、それほど大きくないですが、自社株買いによるメリットはもう一つあります。
ソフトバンクGは年間配当が44円/株です。
発行株式数が20.7億株から、15.2億株に減ることで、配当金支払額は1年間で242億円減ります。
2040年までの累計18年間では、4300億円以上も節約になりますね。
将来的には無視できる数字にはなりそうですけどね。
まとめ
自社株買いによって、長期投資家の享受できるメリットをわかっていただけたでしょうか?
今は自社株買いの真っ最中なので、株価の一時的下落は、絶好のチャンスです。
こんな大胆な規模での自社株買いは、なかなかできることではないでしょう。
僕はこのような経営陣は評価されるべきだと思いますし、今後も応援していきます。
それでは、アロハ!
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