こんにちは、アロハ父さんです。
私たちの家庭の主力銘柄はソフトバンクグループですが、個人的にSBGと並んで応援している企業があります。
NVIDIAです。
50株保有しています。
昨年10月に、ソフトバンクグループの孫さんが、NVIDIAのCEOであるジェンセン・ファンに対して「Next スティーブ・ジョブズ」と呼び、NVIDIAの将来を高く評価していました。
今回は、私がNVIDIAが世界No.1のAIカンパニーだと考える理由を紹介したいと思います。
NVIDIAが世界一のAIカンパニーだと言える理由
AIを使った驚くべき新製品をものすごいスピードで発表し、さらにAIレベルの定義に基づくと、最高のレベル5と言える状態だからです。
最近のAI新製品の事例が凄まじい
※それぞれリンク貼っているので興味がある方はご覧ください。
(1)(Zoomなどの)国際ビデオ会議で、送信側から受け取った数点のキーポイント情報を使用して、人の顔のイメージを再構成することで、伝送帯域を1/10に減らす技術
(2)AIによるノイズキャンセリング技術「RTX-Voice」
(3)落書きがリアルな風景画になる「NVIDIA Canvas」
(4)5か国語の自動翻訳「NVIDIA JARVIS」
(1)は敵対的生成ネットワーク(GAN)であり、特に衝撃的でした。
私の本業は通信エンジニアであり、皆さんが国際通信を沢山してくれた方がありがたいので、この技術は痛いです(笑)
分野が多岐にわたりつつも、ものすごいペースで、驚かされる製品を開発しています。
今年発表された自動運転チップの「Drive Atlan」も処理能力が現行比4倍と驚くべき進化を遂げています。
物理法則に従う仮想空間「NVIDIA Omniverse」もあるよね
もはやゲームのグラフィックチップメーカという枠を超えていますね。
CEOのジェンセン・ファン「毎日すばらしいことが起きている!」
2020年10月のソフトバンクワールドでの対談での一コマです。
ジェンセン・ファン自らが、以下のように語っています。
「世界中でAIエンジニアが働いている。そして毎日のように信じられないほど素晴らしいことが起きている。単に印象深いというレベルではない、奇跡のように素晴らしい」
一見、何気ないコメントに思えますが、この状態こそがまさに世界最高のAIカンパニーと呼べる証拠だと考えます。
企業のAI化レベルには定義がある:NVIDIAはレベル5だろう
2019年に、経団連の人工知能戦略のタスクフォースが策定した「AI-Ready化ガイドライン」というものがあります。
レベル1:AI-Ready化着手前
AIの方法論の議論が先行し、AI×データを活用した事業運営・刷新・想像は未着手
レベル2:AI-Ready化の初期段階
AI活用についてスモールスタートで経験を積む。一部の簡易業務のAI化も専門家の力も借りつつ着手開始。
レベル3:AI-Ready化を進行
既存の業務フローのAI×データ化による自動化に目途がつく。戦略的なAI活用も開始する。
レベル4:AI-Ready化からAI-Powered化へ展開
AI×データによって企業価値を向上。コア事業における価値を生むドライバーとしてAIを活用。
レベル5:AI-Powered企業として確立・影響力発揮
すべての事業・企業がAI×データ化し、業界そのものの本質的な刷新(disruption)を仕掛けている。
この内容について、ヤフーCFOであり、タスクフォースメンバーである安宅和人さんが、具体的な企業名を挙げて説明しています。
(以下、クリックするとその部分から始まります)
日本の大半の大企業は、残念ながらレベル0。
2019年講演時ですが、世界一はレベル4.5のアリババ、次いでレベル4のAmazon、Googleとのことでした。
当時、レベル5のことを、「世界中が見上げていて、毎週のようにウォッチされていて、新しいことがタケノコのように出てくる」状態と表現されています。(該当する会社はなかったですが。)
ジェンセンが表現したNVIDIAの状況、そして数々とAI新製品をリリースしてくる状態は、この定義においては間違いなくレベル5と言えます。
まとめ
NVIDIAが、世界トップのAIカンパニーと呼べる会社である理由を説明してきました。
2019年時点でのアリババ(レベル4.5)や、Amazon、Google(レベル4)も今ではレベル5と呼べるまで成長しているかもしれませんが、少なくともNVIDIAは、既にこれらの会社と肩をならべるところまで来ているとは言えると思います。
NVIDIAは成長が加速しており、これからが本当に楽しみな会社です!
それでは、アロハ!
※興味ある方は、「AI-Ready化ガイドライン」を読んでみてください。
Google検索のトップに出てきます。
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