こんにちは、アロハ父さんです。
「SBGは倒産する」
「景気悪化で逆回転し始めると弱い」
このような報道がされています。
たしかに、普通の会社よりも借金が多いのは事実です。
孫さんも以下のようなコメントをしています。
市場がそう見ているのなら、ある意味正しいでしょう
もっと具体的に言うと、以下の懸念ですね。
「株主価値のうち、保有株式の価格が不況時には下落するので、負債返済の資金捻出に苦しむのでは?」
しかし、これはしっかり準備をしていれば、対応できるのではないでしょうか?
今回は、SBGが急激な市場環境の悪化を想定していたか、について紹介したいと思います。(SBGホルダーの方には当たり前の内容ですが、知らない人が多いので。)
【結論】ソフトバンクGは急激な景気の悪化を想定していた
結論として、急激な景気の悪化に対する備えについては、過去の決算発表の中で説明されていました。
まずは2019年4-6月の決算発表です。
53分55秒~をご確認ください。
10年に1回はある種の異常時がくるだろう。しかし、たとえ日経平均が半額になるような事態が訪れたとしても、LTV(Loan to Value, 負債比率)が35%以下になるように、普段から安全運転に気をつけている、と。
安心しましたか?
もう一個見つけました。2019年2月の決算発表です。
54分13秒~をご確認ください。
純有利子負債が4兆円というところに皆さんからは反論がありそうですが、子会社は独立採算であるべき、という点が重要ですね。
アリババやその他の保有株が全て半額になった場合でもLTVは28%と説明しています。
本当に異常時でもLTVは35%に抑えるルールを持っており、かなり安全な操業をしていると言えます。
金融危機がきたら、ソフトバンクGよりもマズい大企業は沢山ありますよね。
投資会社なのに急激な景気後退を想定していなかったら、さすがにお粗末ですが、ソフトバンクGはそんなことありません。
そもそもアリババ株やSBKKの株価はどれくらい下がったの?
では、SBGの株主価値の主力2社の株価を確認しましょう。
まずはアリババです。
アリババの株価は3月31日時点で194USD/株。昨年の11月の水準です。
2月の決算発表時から11%の下落です。
全然半額じゃない、問題ないです。
次にSBKKです。
3月31日時点で1374円/株。
2月の決算発表時から8%の下落です。
全然半額じゃない、全く問題ないです。
なにがマズいんだ・・・?
WeWorkやワンウェブのニュースはネガティブなものですが、SBG本体に与える影響は軽微だと言えます。
まとめ
SBGが倒産の危機というニュースが連日報道されていますが、急激な景気後退に備えて、有利子負債比率のルールをしっかり決めていることを説明しました。
さらに現状のアリババとSBKKの株価から、保有株式の価値は市場平均よりも下落しておらず、倒産からは程遠い状況にあることがお分かりいただけると思います。
SBG叩きをすると注目されるから、マスコミはそのような記事を書くのかな?
それでは、アロハ!
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