こんにちは、アロハ父さんです。
孫正義さんの大ファンです。
家族でSBG株を2200株保有しています。
先日、こんなツイートをしました。
通勤の時によく聴いているMakabeeさんのYoutubeでは、ジム・クレイマーといろんなCEOの対談が紹介されることがあります。
私は、ジム・クレイマーは特に信奉していないけど(米国の一般的な投資家の認識を理解するために聞いている)、実際に経営しているCEOのインタビューは注意深く聞くようにしています。
今回は、サイバーセキュリティ企業であるパロアルトネットワークス(PANW)のCEOで、前ソフトバンクグループ副社長のニケシュ・アローラとの対談が取り上げられていたので紹介します。
ニケシュ・アローラの華麗なる経歴
・1989年 バナーラス・ヒンドゥー大学(BHU)で電気工学々士を取得し渡米
・ボストンカレッジで理学修士号
・ノースイースタン大学でMBAを取得するとともにCFAも取得
・フィデリティ・インベストメンツとパトナム・インベストメンツで通信アナリストとして活躍
・1999年 ドイツテレコムに入社
・2000年 T-Mobile Internationalの関連会社T-Motion PLCを設立し、T-Mobile欧州事業の最高営業責任者(CMO)や取締役
・2004年 Googleへ入社し欧州・中東・アフリカ市場の事業開発責任者
・2009年 Googleシニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ビジネス・オフィサー(CBO)として営業・マーケティング・提携戦略の最高責任者
・2015年 ソフトバンク代表取締役副社長およびヤフー取締役会長に就任
・2016年 同社役職を退任
・2018年 パロアルトネットワークス最高経営責任者CEO兼会長に主任
すごい経歴ですね。
もともとバリバリの理系出身というのも、個人的には好印象です。
紛れもなく、世界のビジネス界を牽引できるリーダーの一人であり、よくこんなすごい人を連れてこれたなと今更ながら思います。
パロアルトネットワークスはニケシュの経営により絶好調
ニケシュがCEOに就任したのは2018年6月ですが、営業CF、フリーCFは順調に伸び続けています。
この規模の会社で、2020年→2021年の営業CFの伸びが30%という成績は、素晴らしいの一言ですね。
事業価値についても、ニケシュがCEOに就任した2018年6月時点の株価は$205/株、そこから現在は2.5倍のなっており、こちらも素晴らしい。
ちなみに時価総額は2022年6月4日時点の時価総額は51B(ビリオン$)で、米国市場での時価総額ランキングは248位です(任天堂が247位)。
ジム・クレイマーとの対談の中で、ニケシュは
・パロアルトはサイバーセキュリティの主要分野のうち14で、No.1シェアの製品を持つに至った
・サイバーセキュリティは今後ますます重要な産業になっていくことは間違いない
と述べています。
業績も、市場の評価も成長真っ盛りの会社ですね。
こんな素晴らしい会社を率いているニケシュ・アローラはやっぱり凄い!
SBGだってニケシュが率いたら、良い方向に導いたはず
ニケシュはソフトバンクを去った後にパロアルトのCEOとして迎え入れられましたが、サイバーセキュリティについては、ほとんど一から勉強したようです。
そこから今の好調な業績、かつ将来の見通しも明るい状態を作り上げる経営手腕は見事です。
少し時間がかかったかもしれませんが、あのままソフトバンクGを引き継いでいても、うまく成長させてくれていたと思います。
紛れもなくグローバルで通用する男です。
一方で、日本独特の雰囲気になじめなかったのか、周りがついて行けなかったのか、ソフトバンクでの人間関係はあまり良好ではなかったとも言われています。
詳細はこちらの本を参照してください。
まだ自分が率いた方がSBGを伸ばせると判断?つまりニケシュよりも上?
確信をもって連れてきたニケシュにCEOを譲らなかった孫さんの考えとはいったい何でしょう?
表向きは、AI革命という余りにも面白い時代が始まるところで引退するのはもったいない、という自身のエゴという表現をしていました。
「人生を賭けてソフトバンクに来てくれたニケシュには本当に申し訳ない」とも。
一方で、別の決算発表の場でこのような表現もしています。
私はソフトバンクの大株主です。
中長期的にみて、ソフトバンクの価値が下がるような意思決定はしない。
おそらく、ソフトバンクGの経営が楽しすぎて譲りたくなくなった、というエゴの部分があるのは確かでしょう。
しかし一方で、上記の発言から、いまはニケシュよりも自分がトップをやったほうが、ソフトバンクの価値は少なくとも同等以上にできる、という考えはあったのではないかと推測します。
成長真っ盛りのパロアルトを率いるニケシュ、彼と同等以上の経営者は、少なくとも世界でも数えられるほどしかいないと思います。
つまりソフトバンクグループは世界トップの経営者に率いられている状態と言えます。
今回は、ニケシュの躍進ぶりを聞くことで、「やっぱり孫さんの目は正しかった」と非常にうれしく思うと同時に、そのニケシュにCEOを譲らなかった孫さんの今後がさらに楽しみなりました。
今後もSBGと孫さんを応援してきたいと思います。
それでは、アロハ!
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