こんにちは、アロハ父さんです。
孫正義さんの大ファンです。
家族でソフトバンクグループ株を2400株保有しています。
ソフトバンクグループ傘下であるARMの上場が迫ってきました。
時価総額は約7兆円になりそうとのこと。
この額に対しては賛否両論ありますが、私は非常に安いのではないかと思って下記のツイートをしました。
今回は、上記の内容について、もう少し詳細を述べてみたいと思います。
NVIDIAとARMの関係~ARMはエッジ側の覇者だ~
NVIDIAはクラウドAIの覇者です。
莫大なデータをGPUで並列処理することで、クラウド側の知能を高速でアップデートさせます。
2023年8月のNVIDIAの決算のうち、データセンター部門の伸びが凄かったよね。
すべてのデータがクラウドに集約されるので、クラウドAIは全知全能の神のような存在になります。”全知全能の神”という表現は、東大で行われたパネルディスカッションでも孫さんが言われていました。
では、そのクラウドに送られるデータは、どこからインプットされるのでしょうか?
エッジ側ですね。
現時点の代表的なエッジデバイスはスマホだと思います。
これから、スマホだけでなく、ありとあらゆるものにチップが入っていきます。
眼鏡、靴、ジーパン、、、、挙げたらキリがありません。
そのエッジ側で取得されたデータはクラウドに送られ、クラウドはGPUによって学習され一段と賢くなります。そして賢くなったクラウドから、全世界のエッジデバイスに指令が送られ、エッジ側のデバイスが一瞬にしてアップデートされるようになります。
NVIDIAはクラウドAIの覇者だと冒頭に述べましたが、エッジAIの覇者はARMだと思います。
上記は2019年のARMの資料ですが、顧客が800社以上、パートナーで140社超もあります。
そして、ARMプラットフォームでの開発者が世界で35万人を超えています。これは、NVIDIAがCUDAによって塀を作っているのに似ていて、開発まで含めた広いエコシステムを構築していると、他のアーキテクチャーが入ってこれないと思われます。
ARMの製品は素晴らしい。だが、本当に素晴らしいのはそのエコシステムだ。
Jensenは、ARMの広く普及したエッジAIのエコシステムと、クラウドAIをつなげることをNVIDIA1社で成し遂げたかったのだと思います。
こんなのが実現したら、本当に手が付けられないですね。
今はクラウドAIが急速に発展中。この次にエッジAIが来る。
2023年に入ってから、ChatGPTの登場により、NVIDIAが大注目されています。
実際に業績を大きく伸ばしていますが、NVIDIAのクラウドAIの次は、ARMのエッジAIがブームになると思われます。
2020年のソフトバンクワールドでの孫さんの言葉を注意深く聞くと、順番があることがわかります。
2020年時点なので、NVIDIAのGPUが今ほどブームになっていませんでしたが、次はARMだということがわかりますね。
先にエッジ側に普及してもあまり意味ないですよね。
全知全能の神が生まれて初めてエッジ側が活きるので(先生がいないとね)、当然ブームになる順番はクラウドAI→エッジAIになると思います。
まとめ
ARMはスマホのCPUデザインのイメージが強いですが、今後の展開は、世界中の主要末節なデバイスへの普及です。
いまはデバイスと呼べないような眼鏡や靴などにも入ってくるはずです。
NVIDIAのおかげでクラウドAIが神の領域に達しつつあるので、次はARMの番だと考えます。
そしてARMのエッジAIはNVIDIAのエッジAIとシームレスにやり取りすることで、恐ろしいスピードで社会をアップデートしていきます。
ARMのIPO価格は、技術やビジョンがわかっていないウォール街のファンドマネージャーたちによって、低いバリュエーションになってしまうかもしれません。
ただし、上記で説明したことが本当に起こるなら、実際に数字としてARMの飛躍的成長が見られると信じています。
最後に孫さんのセリフを思い出しましょう。
チップを制したものが全てを制す
SBGを買っているので、私はARMに投資はしないと判断していますが、ぜひ頑張ってほしいです。
それでは、アロハ!
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