こんにちは、モアナ母さんです。
我が家は、AIによる情報革命を通じた人類と社会への貢献を推進しているソフトバンクグループに大きく投資しています。
一方で、「人間にしかできないこと」の価値は、ますます高まっています。
次世代を生きる子どもたちには「人間だからこそできる力」を身につけて、幸せになって欲しいと思っています。
「模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書(佐宗 邦威著 )」を読み、子供時代に持っている「創造力」という能力を守る事の大切さを実感しました。
【要約と所感】創造の本質は、模倣→想像→創造
模倣=守
この本で説明されている、創造の最初のステップは、「まねる」こと。
自分が好きだなぁと感じるものをよく見て観察し、まねをするのです。
子供は常に感性を働かせていて、好感を持ったものは、無意識にまねていると思います。
我が家の娘の場合は、言われずともバレエの動画を何回も見てまねたり、舞台の客席から無意識に出演者の動きをまねしようとしたりすることが、まさに心から好きなものに対する「模倣」です。
想像=破
第2段階は、「想像」。
模倣を通じて、よいイメージを積み重ねてきたところに、自分らしさを入れ込んでいく過程です。
「自分はこんなことをしてみたい」という、ワクワク妄想する時間、“自分が主語”の時間で、想像を膨らませるのです。
この「余白の時間」は、大人がなかなか作れない、子供の強みです。
娘のバレエのケースで考えると、たくさんの動画から得られたイメージを自分の身体を動かしながら想像を膨らませている段階になります。
本当は、大人にもこの時間が必要なのですが、育児と仕事と家事に追われていて、さらにすきま時間にスマホでニュースをチェックしたりするなんてことをしている私たちは、意識しないと作れません。
確かに、今の私たちの生活では、インプットからアウトプットまでに自分の視点で咀嚼する時間が明らかに足りてないよね。
この本では、「あえて想像力を育む時間を作る」ために、10分間目をつむったり落書きしたりする時間を作ることを推奨しています。
創造=離
模倣、想像を経て、自分なりの形を表現したくなるのが第3段階の「創造」です。
この本から得たヒントとして、「表現のフォーマット」がいろいろあると言うこと。
<表現の形式(フォーマット)>
・文章(小説、エッセイ、…)
・静止画(イラスト、写真、…)
・動画
・身体系(スポーツ、演劇)
・リズム系(音楽、ダンス)など
自分にとってベストな表現フォーマットを見つけるために、若い頃からいろいろな表現を試してみたほうが良さそうです。
絵がうまく画けなくても、文章で伝えることが得意な人もいますし、文章がうまく書けなくても、身体で表現し、感動を伝える事ができる人もいます。
また、ひとつの方法だけではなく、いくつかの表現手法を自分のものにしておくことは生きていく上で強みになるでしょう。
たとえばバレエも、クラシックで基本的な型をしっかり身につけてから、もっと自由なジャズやコンテンポラリーダンスなど、自分の表現の幅を広げてもいいと思う。
全く違う分野においても、自分が伝えたいことを表現する力は転用できそうだね。
学校の勉強がすべてじゃない。得意なことは習い事で見つけよう
本書の中盤にも書いてありましたが、人それぞれ得意なことがあります。
- 言語力
- 論理的・数学的思考
- 音感、空間把握能力
- 身体・運動能力
- 人とのコミュニケーション力
- 自分とのコミュニケーション
- 自然との共生
上記のうち、学校教育で評価されるのは、言語力、論理的・数学的思考、人とのコミュニケーション力などです。
それらが得意でないと、特に公立学校の集団生活になじみにくいと感じてしまうかもしれません。
しかし、その子の持っている得意なことで「創造」することこそが、唯一無二の価値を生み出す可能性が十分あります。
その可能性を潰さないためにも、習い事などの課外活動の機会を子どもたちに積極的に与えていきたいですね。
先ほどは、娘のバレエに例えて、模倣→想像→創造の過程を説明してみましたが、他の習い事でも同様だと思っています。
ピアノやバイオリンなどの音楽でも、模倣から始めますが、同じ曲を演奏するにも、1人として同じ演奏にはならないですよね。
どんなひとも、「自分らしい表現の仕方」を見つけることで、創造することができるのだと思います。
習い事というのは、何が好きか、何に向いているかを見つけるためのヒントを与えてくれると思います。
まとめ
本書は、大人になってからも(誰もが)創造することはできるというメッセージになっていますが、私は子供の創造力をまず親が自覚し、表現する手段を見つけられるようサポートすることが大事だと思っています。
子供時代に、心から好きと思えることに出会えると強いよね。
何が合うかはわからないからこそ、若いときにいろいろな体験をさせてあげよう!
もしよかったら、原著もよんでみてくださいね。
アロハ~♪
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