こんにちは、アロハ父さんです。
孫正義さんの大ファンです。
家族でSBG株を2200株保有しています。
ハイテク企業の株価下落により、嵐の中のソフトバンクグループですが、目先の明るいイベントとしてarmのIPOがあります。
armの将来性については、これまでも孫さんが決算発表の中で語られていますが、今回は、先日SBGの社外取締役を退任したLip-Bu tan氏が、インタビュー動画の中でarmについて言及された部分があったので紹介します。
クラウド向けCPU設計はIntelからarmとRISC-Vに替わる(~2029年) by Lip-Bu Tan とYoung Sohn
結論として、クラウド向けCPU市場は順調に大きくなりますが、2029年に向けてIntelのx86から、arm and/or RISC-Vに完全に置き換わります。
横軸に年、縦軸がサーバ市場におけるハードウェアの売上になっています。
元動画をどうぞ(上のグラフは10分22秒あたり)。
一緒にインタビューを受けているYoung Sohn氏は、サムスン電子のCEOです。
intelに所属した後、サムスン電子に移籍し、armの取締役も務めたとのことです。
また、Lip-Bu氏によると、
・電力効率の面などから「新たな時代が到来した」
(armのライバルであるオープンソースのRISC-VもTake offしたと)
・データ量の爆発的な伸びにより、いまは投資をする絶好のチャンスである
・現代コンピューティングのゴールデンエージ、これまでの数百万倍の投資機会
(一例として新薬開発について説明)
とも述べており、興味深い内容になっていますので、是非ご覧ください。
Lip-Bu Tan氏(VCの創業者 兼 Cadenceの元CEO)のarm評価は信頼できる
Lip-Bu氏は2020年からSBGの社外取締役を務めましたが、もともとはWaldenというVCの創業者です。そのため、SBGの投資先について明るい人間と言えますが、もう一つ重要なキャリアとして、Cadence Designという世界No.1の半導体設計ツール会社で2008年にCEOに就任し、企業価値を大きく伸ばした「事業会社の経営者」でもあります(現在は、取締役会議長)。
Cadenceの株価の推移はこんな感じです。
CEO就任時と比較すると、20倍以上ですね(時価総額は約7兆円)。
ちなみに、株クラの中で有名な柳下さんも投資をしています(米国株ポートフォリオ)。
さすがですね。
あまり詳しいことは述べませんが、バリバリの半導体企業の経営者であり、投資家でもあるLip-Bu氏によるarm評価は十分に信頼に値すると言えるでしょう。
相変わらずメディアやTwitterの人が色々言ってますが、凡人(良くて普通のサラリーマンに毛が生えた程度)と孫さんでは見ているものが違いすぎるので、誰が発言した言葉なのかを良く見極めた方が良いですね。
Lip-Bu氏のSBGへの評価
株主総会で、退任のメッセージがありました。
「今後、まだ厳しい環境が続きますが、私は孫社長、それからSBGの戦略は間違っていないと信じており、これからの発展をお祈りしています。今後も孫社長と SBGのサポーターであり続けたいと思っています。」
内部の人、かつ半導体業界に精通するグローバルに活躍する人が言うのだから、私としてはarmの将来価値、ひいてはSBGの将来性については信じたいと思います。
なお、Lip-Bu氏はSBGの取締役を退任した後、Inetlの社外取締役に就くことが決定しています。
ぬぬ、、、よりによってIntelか。
まぁ(あのグラフを見る限り)armの敵ではないな笑
Lip-Bu氏にはarmのことは応援してもらいつつ、Intelでも存分に活躍することを願っています。
それでは、アロハ!
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