こんにちは、アロハ父さんです。
孫正義さんの大ファンです。
家族でソフトバンクグループ株を2200株保有しています。
ソフトバンクGは米エヌビディアへのarm売却を断念し、armは2022年度中のナスダック市場への上場を予定しています。
先日、armが最低600億ドル以上の評価額でのIPOを目指すという報道がありましたが、、、
金額としては悪くないですが、IPOするとarmは苦戦するとも言われています。
今回は、armの上場に際して、私なりの戦略を考えてみたので紹介します。
単純なIPOでは、armは業績低迷するリスクあり
SBG傘下のときも、仮にエヌビディアの傘下になった場合でも、armが自ら上場しない最大のメリットは、短期的な収益をあまり気にせず、将来の価値最大化のために事業運営ができることだったと思います。
しかしこれがIPOとなると、下記のリスクが指摘されています。
【リスク1】短期的な収益の追求に迫られる
市場の収益期待により、まだ利益の出ていないデータセンター分野でなく、飽和気味のモバイル市場に注力してしまうリスクが懸念されます。コスト削減に走る可能性も否定できません。
これから大きく伸びる分野に注力できなくなるのなら、まだ傘下のままのほうが良いですね。
（ただ、AWSにarmが採用されたことで、孫さんはこの問題が解決したと判断したのかも？）
【リスク2】資金力の不足
arm単独では、Intelのx86に対抗するには、資金力が不足してしまいます。
なんだかんだIntelは強大であり、資金力(体力)の差は非常に大きな壁ですね。
筆頭株主であるソフトバンクグループも、armが長期的に価値を最大化してくれないと困ります。
そこで、IPOするに際して、armの価値を毀損しない方法はないか考えてみました。
【提案】armエコシステム内の企業から出資を募る
2022年2月のソフトバンクグループ決算発表でもあったように、armの業績は第二の成長段階に入りました。そして、顧客の数も急速に増えています。
この中から、armの長期的な成長が、自社の成長につながる企業に株主になってもらうのはどうでしょうか？
実際に、クアルコムは、「armが上場するなら出資したい」とコメントしていました。
イメージとしては、こんな感じです。
一般投資家には20%しか回ってきません。
このような構図になれば、出資者が、armの長期的な成長によるメリットを、直接享受できるため、短期的な収益をそこまで気にしなくて良くなります。
でもこれだと、各社が自社に有利な開発をするように主張して、armの価値の一つである「中立性」が失われるのでは？
もちろん各出資者はarmと優先的に提携できるなどメリットもあるべきですが、行き過ぎに対しては、ソフトバンクGが40％保有することで、armの価値最大化を考えた判断ができるでしょう。さらに言うと、20%以下しか保有できない機関投資家の短期的な期待はほぼ無視できる。
armが本来持っているポテンシャルを発揮するために、短期的な期待に振り回された経営をしてほしくありません。
長い目で支援してくれる企業で、オーナーを固めてしまうという戦略を検討してほしいです。
結果、浮動株が少なくなるので、株価も安定し、さらに業績が急上昇してきたときにも市場で出回っている株数が少ないので、株価は暴騰しやすくなると思います。
個別株はこれ以上増やさないと宣言していますが、もし私がイメージしているような形になるのなら、armへの直接投資は本気でやりたいと思います（笑）
NVIDIA 1社に独占されるのが嫌で認められないのなら、逆にみんなで人類の宝であるarmを大切にしましょう！
一株主の素人意見ですが、SBGのarm戦略の一つとして検討されているといいなあと思います。
それでは、アロハ！
以下、参考にした記事です。
Bloombargより、armのIPOで600億ドル以上の評価額を求める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-24/R99KSYT1UM0X01
armがIPOによって業績低迷するリスクあり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-24/R99KSYT1UM0X01
クアルコムがarmに出資したい
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR14CQU0U1A610C2000000/
コメント