こんにちは、アロハ父さんです。
コロナウィルスによる中国経済へのダメージが懸念されていますね。
「投資をしたいが暴落しそうで怖い」
と躊躇されている方に向けて、リーマンショック時の株価の動きを分析し、今買っても大丈夫か、独自の考察をしていきます。
私も以前からリセッションを懸念して、株式の大量購入を躊躇していました。
この記事が、私と同じような懸念を持っている方の理解の一助になるとうれしいです。
【リセッション】リーマンショックの再来時に取るべき行動
結論は、すぐに損切する、です。
ただし、暴落の種類が、実体経済が悪化したことを示す大きな倒産が発生した場合、になります。
コロナウィルスを発端とするか分かりませんが、リセッションが訪れることは常に懸念されています。
そして世界の借金が膨れ上がっている現在、次のリセッションは、リーマンショック級の大暴落があるとも言われています。
では、今大量に株式を購入してしまうと、本当に一瞬で大きな含み損を抱えるリスクが高いのでしょうか?
リーマンショックが発生した前後のS&P500の株価の動きを振り返ってみましょう。
当時は上向きだった世界経済ですが、2007年8月のBNPパリバショック発生。
以降、株価が漸減…
リーマンブラザーズが倒産したのは2008年9月15日です。
非常に大きなニュースとして取り上げられ、株価が大暴落したと記憶している方も多いと思います。
意外にも、株価が底を突いたのは、約半年後の2009年3月です(S&P500の下落率は△56%)。
もう少し、9月~10月を拡大してみてみましょう。
9月15日はあんなにニュースになったのですが、株価はすぐには暴落しておらず、大きな下落を始めたのは10月です。
これは、リーマン破綻の津波を食い止めるために、各国政府が公的資金を投入していたためです。日ごとの変動率も10月以降で大きくなっていますね。
ここから何が言えるかというと、たとえ100年に一度といわれるリーマンショック級の破産 / 倒産が起きた場合に、すぐにしっかり損切をしていれば、その後の暴落には巻き込まれず、資産が半分になるような大惨事にはならないだろう、ということです。
現在の市場環境はどうなのか
米国の好景気により株価はいまだ上昇基調、2007年前半のような状態と言えます。
Brexit、日中貿易戦争、コロナウィルスといった大きな懸念はありますが、実体経済に大きな影響があったとは言えない状況です。
これは、金融危機をもたらすような大企業の倒産は発生していない(=全部懸念)という意味です。
仮に、(以前から言われている)ドイツ銀行の破綻が発生したら、リーマンショック級の暴落はありえるでしょう。
しかし、その場合でも、それが世界で次々と倒産が発ししていく実体経済への影響が出始めるまで多少の時間猶予はあると考えられます。
なぜならリーマンブラザーズが倒産しても、公的資金の投入により、2週間は市場暴落まで猶予時間があったから。
この間にしっかり損切を出来れば、その後の大暴落の底で、今後はもっと大きなチャンスとして投資が出来るようになる、ということです。
懸念売りだと月1回くらい売らなければならないですからね。
実体経済の悪化を示す”事実”が重要ですね。
何か本当にマズい事態が起きたらすぐに気付けるように、常に経済動向をウォッチしておく必要がありますね。
まとめ
市場暴落を気にして株を買えない人に向けて、リーマンショック時の株価動向から取るべき行動を解説しました。
たとえ市場でショックが起きても、各国が公的資金を投入する間にしっかり損切りすれば、大きな損害は免れると考えられます。
コロナウィルスのことは気になりますが、家族で取れるリスクを決めて、あまり気にしすぎずに投資をしていくのが良いと思います。
最後に、私の尊敬する孫さんの言葉をひとつ。
退却戦が出来ない&意地になるやつはバカだ!
目の前で私の兵隊がやられ始めたら、私なら一目散に撤退する!
それでは、アロハ!
#投資はくれぐれも自己責任でお願いします!
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