こんにちは、アロハ父さんです。
「AIによる完全自動運転の時代って本当に来るの?」
と疑問に思う方はいますか?
私は10年以上先ではありますが、実現すると考えています。
私たちの投資するソフトバンクGは、ソフトバンクビジョンファンドにおいて、自動運転・MaaS関連として、配車サービスのUber、Didi、Grabなどに大きく投資をしています。
特に配車サービスは、完全運転技術が導入されれば、人件費が不要となり、爆発的に利益が増えます。
結果、これらの会社の時価総額が大きくなり、ソフトバンクGの株主価値も増大することになります。
一方で、AIによる完全自動運転はハードルが高く、導入までにかなりの時間がかかるという意見もあります。
今回、妻の実家に帰省した際に、AI自動運転の実現性について妻の父と議論する機会がありました。
お酒を飲みながら、盛り上がったので、備忘録の意味も兼ねて紹介します。
【ソフトバンクGへの投資】AI自動運転の実現性について嫁の父と議論
妻の父は10~20年でのAIでの完全自動運転の実現に否定的
モアナ母さんの父は、有名な研究者です。
研究員からはかなり前に卒業して、早々にマネジメントの方に移ったためか、科学技術だけでなく、歴史・経済・法律に関して広くて深い見識を有しています。
一方で、株式投資はあまりやっておらず、投資経験という意味ではむしろ私たちの方があります。
私たち夫婦がソフトバンクGに投資をしていることを知っていたからなのか、少し興味は持たれていたようです。
飲みが盛り上がってきた中で・・・
AIが完全に世の中に浸透するなんて、まだまだ難しいと思うよ。
特に自動運転。
なんでですか?
1つめに、コストの問題。人件費の方が全然安い。
2つめに、倫理的な問題。事故が起こったときの責任の所在については、深い検討が必要で、簡単に決着がつくものではない。
人件費の方は、たしかにそうですね。AI技術の導入コストが高く、個人の所有車には全然入らないと思います。
しかし、Uberのような配車サービスなら、多少コストが高くても、人件費をほぼ削れるので、最初に入ってくるならばココだと思います。だからソフトバンクはモビリティに重点的に投資しているはずです。
電車や、ルートの決まったバスならば分かるが、本当に通常の道路での完全自動運転は、技術的にみても10年や20年では厳しいだろう。
松尾豊さんが社外取締役で入っているから、そこらへんは助言を受けていると思いますよ。
彼は、そんなに大風呂敷を広げたことは言わないのでは?
たしかに、孫さんみたいにポジティブなことを言い続けている印象はないですね。
技術的にどこのコストが高いのか、具体的な議論までは突っ込めず・・・
倫理的な問題については、少し乱暴な言い方ですが、中国ならば強引に導入できるのではないかと思います。
むしろ、どこかの国が導入出来たら、特にアメリカや中国は国家の威信をかけて、意地でも導入してくるはずです。
中国だって、昔のように簡単にはいかなくなってきている。
10年や20年先だと、なおさら難しくなるだろう。
技術的なハードルだけでなく、法・倫理の整備のハードルも非常に高いんじゃないかな。
アロハ父さんたちは、まだ若いんだから、リベラルアーツを学んだ方が良いよ。特に生きていく上で法律は非常に重要。東工大ですら、ようやく重要だと気付いたくらいで、ほとんどの人に足りてない。
AIは世の中を変える新規産業だからこそ、技術面と同時に倫理的な観点からの洞察も必要だと思うよ。
AIでの完全自動運転が入らない場合のソフトバンクGへの影響は?
自動運転が入らない場合、ソフトバンクはどうなるの?
ビジョンファンドからの主要な投資先が配車サービスだから、自動運転の浸透はビジョンファンド成否のアキレス腱とも言える。
自動運転が入らないとなれば、将来的にもビジョンファンドは失敗と言われるかもしれないね。
ただ、仮にそうなったとしてもアリババやArmがあるから、それなりにはやっていけると思うけど。
シンギュラリティは来ると思うよ。ただ、タイミング的にまだ先だろうと思ってる。20年後にAIが入らなければ、投資すべき企業はガラッと変わってしまうかもね。
ただ、ソフトバンクGへの投資について言えば、アリババが巨大すぎて倒産はしないだろうし、今は株価上がって儲かっているなら、とりあえず良いんじゃないか?
ソフトバンクGは良いと思うんだけど、やっぱりリスクを取り過ぎると良くないかもね。
せっかく柳下裕紀さんのセミナー受けたんだから、「バリュー投資」銘柄もいれることを検討してみてよ。
そうね。時間がかかりそうだけど。
でもソフトバンクGへの投資はやめないよ?
否定的な意見を貰えるのは嬉しい
今回、ソフトバンクGの要であるAIについて議論をしました。
私もエンジニアではあるのですが、非常に有力な研究者視点から、AI自動運転は厳しいのでは?という見解をもらいました。
1.【コストの問題】いまは、人件費の方が安い。
2.【倫理の問題】事故時の責任。
でたらめな記者が書くニュース記事なんかと比べるのも失礼ですが、非常にありがたく、技術的な観点だけでなく、法律的な観点からもハードルが高いことが良く分かりました。
しかし私は、「孫さんは稀代の事業家だから、うまく利益に繋げてくれる」と思っています!
今回はあまり深くディスカッションできなかったので、リベラルアーツを勉強しながら、今後も議論を続けたいです。
それでは、アロハ!
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