こんにちは、アロハ父さんです。
先週、ソフトバンクGの100%子会社で半導体CPUの設計会社「Arm」がIPOされるというニュースが飛び込んできました。
案の定、一部のマスコミは「ソフトバンク、Armを売ったらもうアリババしか残ってないぞ」と叩いていますが、私自身もこのニュースには驚きました。
今回は、この件について私が個人的に思うことを書きます。
結論としては、孫さんがよく考えて下した決断なら支持したいと思います。
Armはもともと2023年頃にIPOされる予定だった
私自身がArmに関する記事を書いたことはありませんが、すばらしい記事を読んだことがあります。
マスコミも批判するなら、これぐらいまともな意見と根拠を書いて欲しいですね。
孫さんは、もともとArmを再上場させる予定だったので、経営難で資金繰りに困ってArmを手放すという(一部)メディアの報道は、デタラメということです。
投資を始めてから、メディアの役立たず度合いが目に余るようになってきました。
IPOのタイミングが早まった理由
Arm買収の戦略は、以下の通りと認識していました。
① いったん子会社化することで、目先の利益にとらわれずに、研究開発に注力できる。その結果、技術力の点で、競合に対して取り返しのつかない差をつける。
② 市場が「Armなしではビジネスにならない」という状態にする。
③ Armの価値を最大化したタイミングで再上場させ、多額の資金を得る。
→ビジョンファンドに振り向ける。
④ Armのさらなる成長は疑いようがないので、筆頭株主ではあり続ける。
今のステージは、①は完了、②はその状態になり始めている、というところだと思います。
その根拠は、以下です。
(1)AppleがインテルからArmベースのCPUに移行したこと
(2)アマゾンのAWSがサーバにArmベースのプロセッサを採用
これにより、性能面(特に省電力性)で、競合もArmベースに移行しなければ勝負にならないという状態になってきているようです。
(1)については、WindowsでもインテルはArmベースのプロセッサを開発せざるを得ない、という記事も出ていますね。
このような状況から孫さんは、③再上場によって多額の資金を得られる状態、と考えているのではないでしょうか。今はIPOでも高値がつきやすい状態のようですし。
孫さんの戦略にケチを付けるつもりはない
私は、ArmのIPOはまだまだ先だと思っており、ArmのGood Newsが出るたびに、心の中で「あと3年か。まだまだ価値が上がるぞ」とニヤニヤしていました。
今回のニュースについては「少し早すぎない?」と思ったのは正直な感想です。
しかし、私が孫さん以上に良い判断ができるわけもなく、投資家としては孫さんの判断を信じたいと思います。
WeWorkのような軽い判断じゃないですよね?
ソフトバンクGが中心となるIOT社会、楽しみで仕方ありません。
それでは、アロハ!
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