こんにちは、アロハ父さんです。
「現預金が余っているので投資したいけど、積立と一括でどっちが良いのだろう?」
と悩んでいる方はいますか?
昨日、以下の記事でS&P500のETFと投資信託でリターンを比較しました。
今回は、同じExcelシートを使って、一括投資と積立投資の比較を行いました。
算数的には当たり前の結果ですが、実際に目で確認すると、その差が良く理解できます。
積立投資と一括投入のどちらが有利?⇒基本的には一括投資
結論として、「一括」の2倍金額を「積立」投資したとしても、一括投資が有利です。
( ※重要な前提として、株価の年成長率が一定の場合、です。)
なぜなら、大きな金額に対して、複利がかかる期間が長いためです。
実際には株価成長率が一定という前提は”変”なんだけどね。
成長率は年ごとに変動するけど、平均で考えるということね。
では、実際にどのくらい差があるのか、比較してみましょう。
1,500万円の一括投資と、合計3,000万円の積立投資を25年で比較
以下の条件で計算しました。
✔ S&P500の年成長率は過去の実績から年率9%
✔ 配当利回りは2%
✔ 最初に1500万円を一括投資するケース
✔ 年間120万円を25年間で積立(=合計3000万円)するケースで比較
(合計が同じだと一括が有利なのは当たり前なので2倍にした)。
それでは、計算結果をどうぞ。
積立の方が合計で2倍も投資しているのに、一括に4500万円も負けてる…
どうなったら差が縮まるのか?
では、「積立」と「一括」の差が縮まるのは、どのような場合でしょう?
一つは、一括投資した後に「暴落」した場合。
暴落は割合なので、 投入金額が大きい方が、暴落の絶対額は大きい。
そりゃあ、差は縮まるよね。
もう一つは、株価の年成長率が9%よりも小さい場合です。
一例として、株価の年平均成長率を5%としたときの計算結果を見てみましょう。
(※投資総額は1/2でであることをお忘れなく)
ほとんど同じだ!
(※積立は2倍の金額を投入しています)
25年の平均成長率5%は、1980年以降の米国では例がないほど低いです。
そのため、半分の投資金額でも「一括」の方が「積立」よりもリターンが大きくなるでしょう。
まとめ
一括投資と積立投資の25年後のリターンの差を比較しました。
株価の年平均成長率が9%の場合、積立投資の総額が2倍であったとしても、一括投資の方が有利になります。
何が言いたかったかというと、
資金を持っている人は強いんだ。
金持ちは、より金持ちになる!!と言える良い例だね。
何らかの理由で投資できるお金を得た人は、分散させるのではなく、一括で投資したほうがよさそうですね。
今回は、ちょっとした数字遊びでしたが、私たちも出来るだけ大きな金額を投資できるようにするつもりです。
それでは、アロハ!
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