こんにちは、モアナ母さんです。
夫に勧められて、手に取った、この本。
人生のバイブルだから、絶対読んで!!
0歳児の息子と過ごす日中の片手間にコツコツと読み進めていき、ついに完読。
一度きりの人生を何に賭け、どれだけの想いと覚悟を持って挑戦し続けられるか・・・。
経営者、事業者だけでなく、サラリーマン、主婦、学生、すべての人に読んで欲しいです。
【圧巻】すべての人に読んで欲しい!「孫正義300年王国への野望」
孫正義さんに関する本は、沢山出版されていますが、起業家・経営者として本質に迫った良書だと思います。
実物も内容も厚みのあるもので、端的に感想を述べるのはおこがましいと思いつつも、私なりの視点で所見を記録したいと思います。
ソフトバンクGや孫さんに対してアンチの意見が多い中、夫とともに「孫さんを信じたい」と言う想いが高まった理由を3つ紹介します。
揺るぎない信念を持つ、確固たるビジョナリーパーソン
孫さんが「ビジョナリー」、つまり先見の明がある人物であることは、株主総会での記事でも触れました。
孫さんが繰り返す、「ソフトバンクを300年存続させる」。
なぜ300年なのか、を疑問に思っていました。
300年の意味が、この本に書かれています。
企業体というのは、自分のライフスパンを超えて存続できる可能性を持っている。徳川政権を超えるモノを作らなきゃかんと、創業1日目から思っている。
海外には東ローマ帝国など300年以上続いた組織はいっぱいある、と。
ちなみに、松下幸之助さんは、「大量にモノを作り出すことで、人々が価値を感じられなくなるくらい安く提供し、豊かな社会を作る。それを建設10年、活動10年、貢献5年の25年スパンを10節繰り返して250年。」と仰ってたようなので、それを超えることも目安にされています。
そして、
300年続くテクノロジーは存在しない。つまり、一つのテクノロジーに依存する組織は永続しない。問題は、次に世界を変えるテクノロジーをどう見つけるか。その仕組みが投資を通じた群戦略。
群戦略の手段が「投資」で、今のソフトバンクGがまさにおこなっていること。孫さんは最初からこの戦略が頭の中にあったんだ。(群戦略については、おなじみのこの記事で。)
孫さんは、80年代にすでに、ネットワーク社会が来ることを予言しており、そのための戦略を立て、着実に実行してきたことが、この本を読んで理解できました。
失敗を恐れず、積極的にリスクを取れる勇気ある経営者
いろいろな会社の入社式で、「失敗を恐れずにチャレンジして欲しい」というトップメッセージがありますね。
しかし、それを真に実行している人はどのくらいいるのでしょうか。
この時代、リスクを取らないことがリスクなんだよね。とはいえ、失敗したくないのが人間の性。それを乗り越えて挑戦できる人は真に勇気のある人。
孫さんは、7割以上の勝算がなければ勝負しない。
孫さん博打打ちと言われますが、実際には、本体の企業価値の3割を超えるようなリスクは冒さない、理詰めで7割勝てるところまで持って行って勝負します。
その7割も、「考え抜いた末に絶対にいける7割」。
五分五分の勝率でやることは、馬鹿がやること。そんな人間はリーダーになってはいけない、武田勝頼になってしまう。負けているのに、意地になるやつは組織を滅ぼす、ケチなやつは、もったいないから取り戻そうとして会社を潰す。
冷静な頭脳を持ちながら、果敢にチャレンジする。口で言うのは簡単だけど、孫さんの言う「脳味噌がちぎれるくらい考え抜いた上での決断」をできているリーダーなんて、どのくらいいるのかな。
この本を読み進めていくと、ソフトバンクGが創業以来、何度も存続の危機に晒されてきたか知ることができます。
しかし、その度に孫さんは周りの人を巻き込みながら、危機を乗り越えていきます。
危機を乗り越える度に成長してきたことは、今のソフトバンクGの規模から一目瞭然。
結局、チャレンジしないことには成長できないんだよね。自分にも言い聞かせてます・・・
若いときこそ、それが大事なんだよね。チャレンジしないまま大人になると、一生チャレンジできない。子供に伝えたいことだ。
人を引きつける魅力にあふれる、人間味のある性格
先ほど、「孫さんは、周りの人を巻き込みながら」と書きましたが、事実、孫さんの周りには非常に優秀でソフトバンクGの成長に欠かせない(欠かせなかった)人が沢山います。
というか、自然とそういう人たちが寄ってきて、いつのまにか囲まれていると感じました。孫さんの言う、他のどんな結びつきより強い、「同士的結合」。
どんなに優秀でも、1人では乗り越えられないことが沢山ある中、孫さんは若いときから、年長者の大物にも臆することなく、情報産業の未来と自分の志について語ってきました。
「こいつはただ者じゃないぞ」ということを感じさせてきたのでしょう。
この本を読んでいくと、合理的な考えを持ちながらも、人情深くて、人間らしいところを始終感じさせられました。
こんな素晴らしい人が、株主を裏切るはずがない!
ソフトバンクGを馬鹿にするヤツは、この本を読んだら自分の恥ずかしさに気づくはず!
孫さんの生き様を知ると、人生変わるかも?
孫さんのこれまでの苦労は、並大抵のモノではありません。
それでも、300年先の未来を見つめ、自分の信念を貫き通し、ありとあらゆる壁を乗り越えてきました。
私は、ソフトバンクGを贔屓する夫よりもかなり冷静だと思いますが、この本は、控えめに言っても圧巻です。
「一度きりの人生」の意味を、深く考えさせられます。
一投資家として、孫さんとソフトバンクGを信じたいというのは確かだけど、孫さんの生き様を若い世代に伝えたいという思いも募りました。
気になった方は、ぜひ手に取ってみて下さい♪
アロハ~♪
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