モアナ母さんです。
ジュニアNISAをきっかけに、子ども自身の証券口座を開く人が増えてきました。
しかし、子供の資産運用で何を買ったらいいかわからない!という人も多いです。
我が家は、もともと子供の口座では、米国株のインデックスS&P500を積立投資する予定でした。
しかし、3歳の娘は、資金が400万円あるので、ジュニアNISAでの積立投資の他に、個別株としてウォルト・ディズニーを個別銘柄で投資してはどうか?と夫婦で話し合っています。
ウォルトディズニーの株を検討するきっかけとディズニーの事業戦略について調べた内容を紹介します。
【子供の資産運用でお金の教育】ウォルト・ディズニーの株を買う理由

早くから子供に、「お金」を意識してもらい、「資産運用の大切さ」に気づいて欲しいからです。
そのためにまずは、「興味のあるものへの投資」がわかりやすいと考えました。
投資の重要性を含めたお金の教育は(特に日本の)学校では教えてくれません。
我が子たちはまだ3歳と0歳ですが、証券口座を開設し、投資を始めています。
投資先は、何を迷おう、米国株のインデックスS&P500をコツコツと積立する予定でした。詳細は下記に書いています。

ソフトバンクの株を買ってもいいかな、と一瞬よぎったのですが、個別株は子供が選べばいいかな。
と当初は思ってましたが、今、3歳の娘は、ディズニーにハマっています!

連日「アナと雪の女王」の歌を歌い、「ラプンツェル」のように髪を伸ばしたいと話し、「美女と野獣」のベルの台詞をつぶやいたり。
ディズニーの108ピースのジグソーパズルも何種類かありますが、1人で完成させるようになったり。

こんなに好きなら、ディズニーの株を買えば、「お金」に興味を持つかも!?
私たちの目的は、子供に「お金」に興味を持ってもらうこと。
まずは、自分の好きな銘柄の「株」を買うことがベストだと考え、ウォルト・ディズニーについて調べてみました。
ウォルト・ディズニーの将来性は?

ウォルト・ディズニーの売上高は約7兆円!
ディズニーの株価は2020年に入って20%下落していますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う各国の都市封鎖で、世界各地のテーマパークが休業に追い込まれた影響を受けたものと考えられます。
しかし、良くある勘違いですが、ウォルト・ディズニー=ディズニーランドではありません。
ディズニーにライセンス料(売上高の5-10%/年:契約期間は2076年まで)を払い、運営しているのがオリエンタルランド。
その上流にあるウォルト・ディズニーは、テーマパークの運営だけでなく、メディア戦略にも長けており、売上高695.7億ドル(約7兆円)にもなる巨大な総合エンターテイメント企業です。
ディズニーが展開するビジネスは、2つ。
✔メディア部門
ABCテレビとその他8局に加え、「ESPN」、「ABCファミリー」などのケーブルチャンネル、ESPNラジオネットワーク、ラジオ局35局を運営。
✔リゾート部門
フロリダ州で「ディズニー・ワールド」、カリフォルニア州で「ディズニー・リゾート」を所有。劇場映画やDVDの制作も実施。
ディズニーはコロナ禍でも強いビジネスモデルを持っていると思い、このタイミングでビジネスの視点からディズニーの強みを考察してみます。
国際的なブランド認知力と強いコンセプトがある
ディズニーは、世界中どこでも知られていると言っても過言でないくらい、強いブランド認知力があります。
現在テーマパークは世界に6つ(ハワイのアラウニディズニーリゾートを合わせると7つ)ありますが、どこに行っても夢とファンタジーを与えるディズニーの空間は誰もが憧れる場所です。
「私はディズニーランドが、幸福を感じてもらえる場所、大人も子供も、ともに生命の驚異や冒険を体験し、楽しい思い出を作ってもらえるような場所であってほしいと願っている。」というウォルト・ディズニーの言葉通り、その強いコンセプトがしっかりと人々に定着しています。
誰もが親しみをもてるキャラクターによる戦略が強い
性別や年齢を超えて誰もが親しみをもてるキャラクターというのは、なかなかないのではないでしょうか。
一般的に、キャラクターは、一時期に興味を持っても、年齢とともに卒業していくものですよね。
男女間でも、例えば男の子はレンジャーものやモンスター系といったキャラクターに興味を持つのに対し、女の子はプリンセス系やかわいいものが好きなことが多いですね。
しかし、ディズニーのキャラクターは、女性好みではありますが、男性層からの支持も低くはありません。
ミッキーマウスとミニーマウス。
これだけ幅広い層に受け入れられるキャラクター設計がされているディズニーに匹敵するものはないのではないかと思います。
多角的な事業を展開し、シナジーにより強化している
ウォルト・ディズニーの事業はテーマパーク運営だけではないことを先ほど触れました。
特に、メディア戦略は強いと思っています。

日本でも、映像配信サービス「Disney+」を6月11日からスタートすることが決まりましたね!
これまで、NetflixやHuluに作品は提供していたものの、独自のネット動画配信サービスはありませんでした。
今後は、アニメ映画、実写映画に加えて、ピクサー(トイ・ストーリーなどのCG作品)、マーベル作品(アベンジャーズ)、スターウォーズシリーズも配信されていくと思います。
月額700円の見放題サービス。
今の時代、このサブスクリプションモデルが、強いですね。

テーマパークが閉鎖になっても、サブスクの収入は途絶えない。むしろ、ディズニー好きは、せめて動画配信でディズニーを楽しもうと積極的になるのでは!?
Disney+はサービス開始からわずか5カ月で契約者数は5000万人を突破した。
ディズニーは、アメリカ3大ネットワークの一つであるABCや、スポーツ専門局であるESPNを傘下に持ち、2017年には21世紀フォックスを買収。米Huluも、現在はディズニーの子会社。
競争激化の動画配信サービスの中、ディズニーも負けていられないですね。
というのも、この動画配信サービスを軸に、ディズニーストア等でのキャラクターのグッズの販売や、テーマパークの集客につながり、それがまたファンの心を一層つかんで拡散されるという、多角化事業によるシナジー効果も大いに期待できるからです。
気になる財務状況は?

✔時価総額 2,119億ドル(22兆8千億円;世界ランク29位!)
✔株価 122ドル(6/3時点)
長い目で見ると、延びていることが分かりますが、今の段階で、2015年の水準と同レベルですね。

それにしても、時価総額がこんなに大きいとは、驚き!!

ところで、財務状況はどうなってるの?
✔売上高:180億900万ドル(前年同期比20.7%増)
✔純利益:4億60百万ドル(前年同期比91.6%減)
✔EPS:0.60ドル
売上高は、21世紀フォックスの映画やテレビ関連部門の買収、Huluも傘下に収めたことで、市場予想(178億1000万ドル )を上回りました。
テーマパーク関連の収入は、新型コロナウイルス感染拡大によるパーク閉鎖が響き、大幅に減少。ディズニーは、1-3月の営業利益について、新型ウイルスによる影響は14億ドル(約1490億円)と推定し、このうち10億ドルはテーマパークの損失分だとしています。(2020/5, Bloomberg)
といっても、4-6月はもっときついはず!!
今後、映画館等の縮小化や、ケーブルネットワークEPSNにおけるスポーツ中継の中止など、エンターテイメントの閉鎖も進み、収益の急落は十分想定されます。
この逆境を乗り越えるために、ディズニーは、従業員を10万人超一時的に解雇。7月の配当を見送り、設備投資を9億ドル削減することを発表。

夢の国で働いているはずの従業員にとっても寝耳に水の状態。
皮肉な話ではあるけど・・・
日本のオリエンタルランドも再開の目処がついていませんし、新型コロナの治療法が確立されるまでは、ディズニーの収益は完全に戻らないでしょう。

今、この相場で買うのはリスクが非常に高い!
とはいえ、子どもたちに夢を与え続けるミッションは変わらず、ディズニーは永続的に存続すると思っています。
ワクチンができて、ディズニーランドの再開の目処も立った頃に、株を買うのはありかな。
それまでにディズニーのキャッシュが尽きないといいのですが。
今日も「ありの~ままの~姿見せるのよ~♪ありの~ままの~自分を信じて~♪」
と歌う娘です。
アロハ~♪
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