こんにちは、モアナ母さんです。
ギリアド・サイエンシズという企業は知っていますか?
そう、あの新型コロナ治療薬の先陣を切った、「レムデシビル」の開発メーカーです。
新型コロナウイルスのパンデミック序盤の頃に、我が家はギリアド・サイエンシズに200万円投資しました。
しかし、この1年ほど売却すべきか夫婦で話しています。
この記事では、ギリアド・サイエンシズの株式に投資した経緯と、今後の方針について書いています。
我が家の投資方針は「長期投資」
我が家の投資方針は、長期投資(5~10年以上)なので、基本的に株価の短期的な変動は気にしていません。
市場が軟調の時もあれば、最近は為替リスクも大きいので、保有資産は週単位でも大きく変動します。
※ちなみに、直近のポートフォリオと保有資産はこちらです。
長期的に成長することに自信がある(期待ではなく、私たちの中では、ほぼ確信)企業にしか投資していないから、日々の株価を見ても意味ないからね。
唯一、長期的な成長に確信を持てない、ギリアド・サイエンシズを除いてはね。
なぜギリアド・サイエンシズに投資したか?
時は、2年以上前の2020年4月に遡ります。
新型コロナウイルスの感染拡大が本格化して、ワクチンと治療薬が待たれていた矢先、当初エボラ出血熱の治療薬だった、米ギリアド・サイエンシズのレムデシビルの臨床的改善結果が報告されました。
製薬会社は、新薬開発が成功すれば、莫大な収益が得られるので、この頃の株価は年初来の65ドルから83ドルまでうなぎ上り。
この時点では、買わなかったのです。
他社もしのぎを削って製薬開発を進めていたし、製薬会社の相場は読めなかったからです。
しかし、、、
この頃、増えすぎた現金をどこに投資するか、アセットロケーションを見直していたときに、
ギリアド・サイエンシズは防御に適した銘柄だよ。「レムデシビル」はすでにFDAに承認されているし。
というアロハ父さんの発言をきっかけに、200万円の投資を決断しました。(2020年5月~7月)
買値は78ドルです。
そのときの記事は、こちら。
日本で5月に特例承認され、米国では10月に正式承認。
レムデシビルは、重症患者向けに利用され、トランプ大統領も感染した際に投与を受けていました。
「たとえワクチンが開発されたとしても、コロナウイルスに罹ってしまう人は多くいるはずであり、治療薬としてのレムデシビルによる継続的な売上増加に期待!という思惑だったんだけれども・・・
2020年11月。
世界保健機関(WHO)は20日、「日米などで新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」について、感染症の患者に対する治療効果はない」として、症状の程度にかかわらず、利用を推奨しないとの指針を発表しました。
マジかよ・・・
この頃には株価は60ドルを切るまでに低下。
まぁ、失敗もするよね・・・。
ギリアド・サイエンシズをなかなか売却できない理由
株価が戻ってきたら、売却して、インデックスに切換える予定でいました。
しかし、以下の2つの理由から、まだ保持しています。
インカムゲインの恩恵(ある意味安定)
一つは、ギリアド・サイエンシズが、我が家の保有資産の中で、最もインカムゲインに貢献している点です。
配当利回りは約4.4%。
増配率は高めの水準にあり、10%以上で推移しています。
年間配当額は、$2.92なので、我が家は年間9万円近くの配当金をもらっています。
特に今は円安だから、売却したら、余裕でプラスです。
米国のバイオ医薬メーカーとして「悪くない」かも?
ギリアド・サイエンシズは、製薬メーカーの世界売上ランキングでも13位のポジションです(2021年12月期決算で273.1億ドル)。
素人感覚ですが、先進国の高齢化、医療の高度化に加え、新興国では所得水準上昇により医療支出が増加し、医療市場は需要拡大が続くと考えられます。
ギリアドは、HIV、B型・C型肝炎ウイルスなどの感染症治療・予防薬の開発で成長してきた実績と、抗インフルエンザ薬「タミフル」の特許も保有しています。
そもそも、レムデシビルも、治療に使われているしね。新型コロナに関するWHOの発言が影響しちゃっているとしたら辛いね。
さらに、最近、乳がん治療薬「トロデルビー」の臨床試験(第3フェーズ)で有望な結果を示しました。
すばらしい!
人の命を守ることに直接貢献していると言う意味では、製薬会社にがんばって欲しい気持ちになりますね。
【ギリアド・サイエンシズの株】今後の方針
製薬業界に明るいわけではないので、ワクチンや治療薬などの製薬会社は、私たちの投資対象とするべきではない気がします。
ただ、現段階でプラスに転じている事実と、「インカムゲイン」としての魅力があるのは確かです。
しかも、ビッグニュースに対して、良くも悪くも株価が変動していないという点では、ディフェンシブとしての安定感もあります。
ゆくゆくは「不労所得」を目指す私たちにとって、ギリアド・サイエンシズをもう少し保持していてもいいのかも。
70ドル超えたあたりで、インデックスに切換えようか。
と言うわけで、しばらく見守りたいと思います!
アロハ~♪
コメント