コロナ禍で買いの株は?ワクチン生産を手掛けるエマージェントに注目

米国株
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モアナ母さんです。

未だ、都内では緊急事態宣言の延長が続いています。

航空産業、外食産業、観光産業の衰退リスクが日に日に増大している一方、テレワークやオンライン授業などの促進も加速し、withコロナの時代は、今までとは異なる需要が生まれてきそうです。そんな中、

コロナ禍でも、安心して投資できる企業産業)はどこだろう?

我が家では、資産のうちの70%を株式、株式のうち4割弱をS&Pに投資予定ですが、このコロナ禍ではS&P500の運用効率が悪く(明らかにダメージを受ける業種が複数ある)、一時的に資産を避難させた方がよいのではないかという議論をしています。

関連記事はこちら。↓

避難先として、コロナ禍でも需要が続き、価値が落ちない企業を個別株の投資先として選択しようとしています。

現状から、医療が崩壊しないレベルで、経済を回しながら、しばらくコロナと共存していかなければならないと思っています。

そして、新型コロナウィルスとの闘いのゴールは、治療薬やワクチンの開発であると考えています。

今回は、S&P500の資産の避難先の一つとして、ワクチンの製造に特化した会社、「エマージェント・バイオソリューションズ」を検討しています。

なお、夫に勧められ、広瀬隆雄さんのYoutubeを見て勉強しましたが、私なりの見解も含まれるので、もしご意見等ありましたら、コメントいただければ幸いです。

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ワクチン開発に対する米国の姿勢

まず、治療薬に対するワクチンの優位性として、治療薬は患者だけが対象となるのに対し、ワクチンはできる限り、国民の多くが受けるもの。

ワクチンの製造は、「スケールビジネス」ということです。

モアナ母さん
モアナ母さん

確かに、多くの感染症と同じで、「罹らない」に超したことはないよね。

一方、ワクチン開発の難しさとしては、市場に出るまでが長い。ほとんどの場合、数年単位から10年、15年かかることも。

ワクチンを開発するための時間だけでなく、3度の臨床試験をクリアし、FDAがすべてのデータをチェックするので、年単位で時間がかかるのです。

そこで、長期的な視点で開発に取り組むには、政府主導でワクチンの開発を助成することが追い風になってきます。

今、米国では、見切り発車で、承認前にワクチンを大量生産しておき、FDAの承認と同時に市場に出すということも議論されているようです。

モアナ母さん
モアナ母さん

医療崩壊、経済の大打撃を考えたら、誰でも一刻も早いワクチンの生産を望むゆえに、前代未聞の特例ね。

結果的に、そのあとモデルナの株価は暴騰し、私たちはそのチャンスを逃してしまっていますが、ワクチン開発の企業1本に投資することはやや不安であったことも事実です。

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ワクチン会社に投資すべき?

ワクチンの開発に対しては、現時点で90社ほどが開発レースに乗っており、正直どこが成功するか分かりません

モデルナに関しても、今は先頭に立っているとは言え、後塵の企業も多数あり、順位が逆転する可能性もあります。

臨床試験の結果や薬価など、最終的にどこの企業がトップに立つかは、確証が持てず、モデルナ1社を投資先として選択する決断に至りませんでした。

関連記事はこちら。↓

そこで、今回、ワクチンの製造に特化した会社「エマージェントバイオソリューションズ(EBS)」に注目しました。(きっかけは、広瀬さんのYoutubeです。)

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エマージェントバイオソリューションズ(EBS)の可能性

2つの観点から、今回投資先として有望なのではないかと夫婦で話しています。

1.国策企業なので売上の見通しは明るい(比較的安定で博打にならない)

2.新型コロナのワクチン開発までの、企業としての需要はほぼ確実

国策企業なので売上の見通しは明るい

EBSは、2000年くらいに炭疽菌を使ったバイオテロが起きたときに、炭疽菌ワクチンの生産からスタートした会社です。

公衆衛生のためのワクチンや治療法の開発も行いながら、他の製薬企業のための受託製造サービスを手掛けている部分が優良ではないかと考えています。

エマージェントバイオソリューションズ(EBS)の主な製造サービス

✔炭疽菌ワクチン(売上$1.7億)、天然痘ワクチン(売上$2.5億)
(唯一のサプライヤー)

✔オピオイド(麻薬系鎮痛剤)中毒の患者の治療薬としての「ナルカン」

✔コレラ、腸チフスのワクチン、神経毒といったバイオテロへの薬剤

EBSは、生物兵器に対する防御を行う企業として、国家安全保障に密接に関与している国策企業であるといえます。

直近では、2019年の売上高は前年比41%増の11億1,000万ドル。(内部成長率は7%で、残りは買収によるもの)

最大の顧客が米国政府なので、事業の大半が長期契約のために売上見通しは立てやすくなっています。

新型コロナに対する事業の取り組みも明確

現在、新型コロナに対する取り組みは以下。

✔新型コロナの治療や予防に使える血漿由来薬剤の開発(自社)

✔新型コロナのワクチン開発を手掛けるノババックスやバクサートが臨床試験を行うための、臨床試験に必要となるワクチンを製造する契約を締結(製造業務)

✔ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がEBSを下請けに指名し、同社が開発中の新型コロナウイルス予防ワクチンの量産に向け、1.5億ドルの契約→EBSの製造施設を利用して、10億本以上のワクチン生産を目指す。

FDAの承認時期に合わせて、ワクチンを見切り発車で生産する米国の戦略について触れました。

トランプ大統領は、5/3、新型コロナウイルスを巡り「年末までにワクチンが手に入ると思う」と述べ、2021年1月までに米国の全人口に相当する数億本を供給する目標を掲げています。

このとき、具体的にJ&Jを挙げ、供給ラインを構築するために、生産投資を後押しすると示しています。

この観点からも、EBSの存在は不可欠だと思っています。

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まとめ

ワクチンの開発ではどこが成功するかわかりません。しかし、ワクチンの開発段階で、臨床試験で使用するサンプルの量産は絶対必要です。

その供給ラインを持っているEBSは、国策企業としても安定で有望かと。

一時的な、S&P500の避難先としてはよいかもしれませんね。

モアナ母さん
モアナ母さん

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