モアナ母さんです。
投資を始めて早3ヶ月。
投資の魅力は、資産を増やすことだけではない、と感じています。
「投資を始めてみたい方」も、「すでに投資を始めている方」も、投資の目的はそれぞれだと思いますが、投資初心者である私たちが実際に感じている、投資を通じて身につく社会人として必要な3つのスキルを紹介したいと思います。
この力は、ぜひ子どもたちにも身につけさせたいと思っています。
「投資」で得られるものは資産だけじゃない
私たちの学生時代を振り返り、「テストの点を取るための」「志望校に受かるための」詰め込み型の学校教育の中で、社会人として生きているものは何かあるのでしょうか?
私たちが社会に出て必要な力の一つは、「考える力」。暗記を求められるような受け身の教育では、養うことができません。
自分の「お金」を投資するとなれば、投資先については納得するまで相当勉強しますね。
「なぜ」と問いかけながら、「自分の頭で考える」ことを、投資を通じて得られると実感しています。
もう少し具体的にみてみましょう。
PDCAを回す力がつく
「PDCA」とは、「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4つの段階です。これらを循環的に繰り返し行う(PDCAサイクル)ことで、仕事の効率化が図れると言われています。
PDCAサイクルの考え方は、ビジネスだけでなく、人生設計など、さまざまな局面で役立つと言われていますが、大人でもなかなかPDCAを回せていないことがあります。
投資におけるPDCAは下記のようになるかと思います。
この過程では、自ら情報を集め(インプット)、自分の頭で考え、戦略を立てて投資する(アウトプット)力が必要です。さらに、結果のフィードバックを行い、次に繋げるための思考も要されます。
二次的思考が身につく
二次的思考という言葉は、アメリカの投資家ハワード・マークスが著書「投資で一番大切な20の教え」で解説したアイデアです。具体例をみてみましょう。
一時的思考:「これは良い企業だから、株を買おう」
二次的思考:「これは○○の点で良い企業だ。でも、株が過大評価されていて、今は割高だと思う。」
一次的思考:「経済成長が低下しているから、持ち株を売ろう」
二次的思考:「景気の見通しは悪いが、この株式の本質的価値を考えると、今は売らない方が良い。むしろ、割安だから、買い増ししよう。」
一次的思考は、単純で底浅く、誰にもできる思考です。それが確らしい選択肢だとしても、誰もがそれを選択できるため、価値は低くなります。
一方で、二次的思考は奥が深く、複雑です。第一段階の仮説を疑い、それを決定にフィードバックさせることで、人と違うアイディアを生み出すことができると考えられます。
二次的思考をするためには、
・今後、どのような出来事が起こりうるか?
・それらが実際に起きそうな確率はどのくらいか?
・投資家たちの予想と自分の予想はどう違うのか?
・自分の予想が的中したら、資産価格はどうなるか?
受け身の暗記教育だけでは、この「二次的思考」が養われません。
一度立てた仮説を疑い、より踏み込んだ思考によって、オリジナリティーのあるアイディアを生み出すことができます。
議論する力がつく
日本教育では、あまり育まれないディスカッションする力。
特定の結果や調和を重んじる集団思考を求められる日本の学校教育では、自立して考えた意見を言ったり、自分と違う他人の意見を聞いたりする力が不足しています。
私たちは、「夫婦で戦略を決める」ことを強みとしています。
先に述べたPDCAを回したり、二次的思考を巡らしたりして「自分の頭で考えたこと」を相手に説明することで、理解力を深めることができます。相手からの質問に答えられなければ、「完全な理解」とは言えません。
私たちも、夫婦で投資を始めたことによって、個々が勉強したものをお互いにぶつけ合い、質問したり議論したりしています。
我が家では、夫の方が株式投資にはまり、その魅力を初心者の私にプレゼンするスタイルなので、私が理解できるように説明することで、夫の理解がより深まるという利点があります。夫推しのソフトバンクへの投資についても議論の上、納得しました。
ディスカッションを通じて、考えの抜け漏れを防ぎながら、より合理的で納得のいくポートフォリオと投資スタイルを決めることができると思います。
子どもが成長したら、家族で議論していきたいですね。
まとめ
資産運用することで、身につくスキルは下記の3つです。
✔ PDCAを回す力
✔ 二次的思考をする力
✔ 議論する力
投資をする重要性はもとより、投資を通じて、「自分の頭で考え、試行錯誤し、それを議論する」力がつくと思っています。
大人にとっても子どもにとっても必要な力を、投資を通じて身につけていきましょう。
アロハ~♪
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