お金持ちになるためにはどうしたらよい?と聞かれたら、なんて答えますか?
「一生懸命働くことだよ」と答えるのは、時代遅れな気がします。
働き方には様々な手段があることを、過去に説明しました。
左側の「労働収入」の状態から右側の「資本収入」の状態を「持つ」ことで、お金持ちにはなれるかもしれませんね。
でも、お金持ちになったら必ずしも幸せになれるのでしょうか?
その本質を考えてみます。
なお、本記事を書くにあたり、ロバートキヨサキ著の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を参照にしています 。
「Be(なる)・Do(する)・Have(持つ)」の法則
現実は、自分自身の存在があって、そこからBe→Do→Haveの方向に沿って向かうのが真の法則だと言われています。
ちょっとピンとこないかもしれません。 まず、Be, Do, Haveを定義してみましょう。
DO=すること(行動)
HAVE=持つこと(結果、所有)
具体的に考えてみましょう。
Have(持つ)>Do(する)>Be(なる)の問題
たいていの人は、「持つこと」すなわち結果に重きを置くのではないかと思います。
例として、お金持ちと同じものを「持とう」と思っている人の例で考えてみましょう。
お金持ちが持っているようなブランド服や、高級車を買うことが大切(=Have)
そのために、一生懸命働く(=Do)
・・・幸せになれるのでしょうか?(=Be)
常に、「所有しなくては」という思いに駆られて、疲れ、苦しい状態から抜け出せなくなってしまいそうです。
おそらく、働いても働いても、いくらあっても足りないという、DoとHaveの堂々巡りの状態が続くでしょう。
あるべき姿(=Be)が、先に設定できていないためだと考えられます。
Do(する)>Have(持つ)>Be(なる)の問題
今度は、「お金持ちと同じものを「しよう」と思っている人の例で考えてみましょう。
お金持ちがしているように、投資したり、不動産を買ったり(=Do)、
それによって一時的にお金を持つことはできる(=Have)
・・・それで幸せになれるのでしょうか?
確かに、実際に行動を起こせているところはいいのですが、最終的なゴールが見えないと、所有しても、むなしくなってしまうかも。
いわゆる、「手段の目的化」の代表例とも言えそうです。
大事なのはBe「なること」
モノを所有したり、行動をすることで幸せになれるのではないということです。
その人が何をしているかによって「労働収入」の状態なのか、「資本収入」の状態になるか決まるわけではない。どんな人間に「なる」かが重要。
これは、「人は持っているものやしていることで価値が変わらない、その人の存在が価値がある」という考えに基づいています。
子どもへの教育としては、「どうありたいのか(Be)?」をまず考えてから、そのための手段(Do)を考えさせる。そうすれば、おのずと欲しいものが手に入る(Have)と伝えたいと思っています。
「(お金の)教育」の本質として、「投資運用が重要」というDoの視点ばかり強調すると、貯まっていくお金を横目に、その価値が見えなくなってしまうかもしれません。
子どもがもう少し大きくなったら、お金の教育の大前提として、「どうありたいのか?」を語り合ってみたいと思います。
【教訓】「お金持ち」になるのは、そんなに難しくないかもしれない。けど、「Be」がない状態でお金持ちになっても、幸せになれないかもしれないよ。
今日はちょっと哲学的な話でしたが、子どもには伝えたい内容です。
それでは、アロハ~♪
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