こんにちは、モアナ母さんです。
今、少額投資非課税制度としてジュニアNISAが注目されていますね。
「教育資金を準備するために、ジュニアNISAを検討しているけど、実際どうなの?」と、不安に思いながら手を付けられていない方、
私たちは、「投資教育」をできるだけ早いうちから実践していきたいと思っています。
その手段の一つは、「子供が自身のお金を運用する」こと。
この記事が、ジュニアNISAのメリットと、注意点を理解したうえで、投資教育の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
ジュニアNISAのメリット
【重要】投資教育ができる!
これが、一番のメリットだと考えています。
「お金の使い方」についてはお小遣いなどで学べても、自立後に健全な資産形成をしていくための「投資教育」は、学校では学べません。
そこで、早くから自身の口座を持ち、「自分のお金を投資運用する」ことで、子どもが投資を自分事化できると考えています。

ジュニアNISAは、投資を始めるきっかけとしては良いね。

複利効果を考えれば、早ければ早いほうがいいしね。
ジュニアNISA口座では、運用する資金はあくまでも子ども自身のもの。幼少期は、親が代理で運用し、時期をみて、子どもに商品を選ぶ経験を始めさせたいと思っています。
お金の勉強は、実践するのが一番!だと思います。
非課税でロールオーバーできる!
ジュニアNISAの最大のポイントは、年間80万円まで、最長5年間(ロールオーバーを利用すれば20年間)にわたって非課税で運用できることです。
通常なら、株式の売買や投資信託への投資によって得た利益には、20.315%の税金がかかるからです。 (たとえば、1万円の利益が出た場合、本来であれば2,031円の税金がかかるところ、それがかからなくなる仕組みです。)
ただし、このジュニアNISA、 投資可能期間は2023年までです。今年始めると、実質4年+αですね。投資可能期間が終了したらどうなるのでしょうか?
ロールオーバー制度を利用すれば、子どもが20歳になるまでは保有期間を延長でき、購入した金融商品を非課税で持ち続けることができます。
(ロールオーバーの金額に上限はありません)
ジュニアNISAの注意すべき点
2.元本割れリスクがある
3.贈与税の対象になる
4.損益通算ができない
5.金融機関が変更できない
一つずつ、説明しましょう。
途中引き出しは、課税対象となる
原則としてジュニアNISAは、口座開設者である子どもが18歳(3月末時点で18歳となる年の前年の年末)になるまでは、お金を引き出すことができません。
18歳未満で出金や口座廃止をすると、非課税となるはずの売却益や配当が課税対象となってしまいます。
※ただし災害等で急にお金が必要となった場合には、税務署から承認を受けることによって非課税での引き出しが可能です。

ここは、前提条件として、「余裕資金を回す」ことで解決!
元本割れリスクがある
投資の世界では当たり前ですが、元本は保証されません。
しかし、一見、定期預金は元本が保証されているようですが、物価上昇率に負けてしまえば、資産は目減りしていきます。

預貯金だって、実質「元本割れ」に等しいことが起き得るってことですね。いずれにしても、余裕資金を運用することが大切ですね!
贈与税の対象になる
両親等のお金でジュニアNISAによる投資をする場合は、親から子どもに贈与したいお金で投資することになるため、贈与税の計算対象になります。

ジュニアNISAの資金以外にも子どもへの贈与がある場合は、合計金額が年間110万円を超えないように調整しましょう!
損益通算ができない
ジュニアNISA口座で損失が生じたとしても、特定口座や一般口座で得た利益(売却益や配当など)と損益通算ができません。
たとえば特定口座で100万円の利益、ジュニアNISA口座では100万円の損失だったとしても、特定口座の利益に対して約20%の税金がかかってしまいます。
通常であれば損益通算によって税金がかかりませんが、ジュニアNISA口座は損益通算の対象外となりますので、収支が±0だったとしても節税はできません。
【重要】損失が出た状態でNISA口座を移管してしまうと、一般・特定口座で利益が出たときに20%課税されてしまいます。普通に運用するよりも税金を多く支払う可能性があるので注意が必要です。

そもそも、ジュニアNISAは利益に対して非課税なので、利益がでないとメリットがないどころか、デメリットが大きくなってしまうんですね。

金融商品選びが非常に重要 ってことだな。
我が家では、長期で運用すれば損失のリスクが低い商品として、S&P500を買うことにしています。
金融機関が変更できない
通常のNISAであれば年に1回だけ金融機関の変更が認められていますが、ジュニアNISAの場合は金融機関の変更が認められていません。
金融機関を変更するためには、現在のジュニアNISA口座を廃止する、つまり「18歳未満でジュニアNISA口座を廃止する」ことに該当するため、それまでに出た売却益や配当に対して税金がかかってしまいます。
途中で変更しなくてすみように、金融機関の下調べは必須ですね。
我が家は、「SBI証券」を使っています。
ちなみに、SBI証券は、ジュニアNISAで外国株式取引ができて、 IPO取り扱い銘柄数も一番多く、商品のラインナップも圧倒的です。
まとめ
NISAのデメリット(注意すべき点)はいくつかありますが、「投資教育を行う」という大きな目的のために、「子ども自身の口座を開いて運用する」ことは非常に有意義だと思います。
余裕資金をまわす
リスクを理解したうえで、これさえ守れば、特に困ることはないでしょう。
繰り返しになりますが、「投資」は、複利効果を考えれば、早ければ早いほうがいいのは、明らかです。子どもが試行錯誤したり、失敗したりしながら、自分の投資方法を見つけられるように応援したいと思います。
それでは、アロハ~♪
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