SBG 孫正義の経営指針 「孫の二乗の兵法」 ビジョン編を詳細解説したよ

孫正義
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こんにちは、アロハ父さんです。

前回は理念についてご紹介しましたが、次はビジョンです。

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「頂・情・略・七・闘」はリーダーが持つべき智(知恵)

2行目のビジョン、「頂・情・略・七・闘」はリーダーが持つべき智(知恵)になります。この行は孫さんのオリジナルですね。

まさにビジョンのこと。登る山を決めて、山から見た景色をイメージせよ。

山の頂上から見渡す景色は、頂上に登って初めて見える。ビジョンをもつとは、上る前にその景色を想像することである。自分が登る山を決める、そうすればもう50%は勝ち。

ソフトバンクグループとして、期限を設けてビジョンを描く必要があります。
“未来”のビジョンでは失格。10年後にはこうなるだろう、30年後にはこうなるだろう、と明確な期限を設け、そのときのイメージを徹底的に描く。

ビジョンのないトップは最悪です。サラリーマン社長がトップに昇格した際のインタビューでよく見られる光景として、「図らずも社長を拝命しました~」と言いますが、これは最悪。まぐれでなった社長だと、部下はかわいそう。

孫社長
孫社長

ビジョンなんて急には浮かばない、アカデミアの生徒には、今から自分が社長になったときのビジョンを考えて欲しい。

2010年に発表した30年ビジョンは1年以上考え抜かれたものです。

情報収集のこと。

孫さんがアメリカの大学を卒業して日本に戻ったとき、何をやるか1年半悩み抜きました。悩むと言ってもネガティブにではなく、ものすごくアグレッシブに悩み1年半で40もの新規事業を考えたそうです。

毎月、「これだ!これを俺はやるぞ!」と思える新しいビジネスモデルを発明しました。そして、それぞれの事業に10年分の詳細なビジネスプラン(資金計画、人員計画、売上、マーケットシェア、競合はどんな会社か、競合社のバランスシート)を徹底的に調べ上げ、一つの事業で高さ1m以上の書類が積まれていました。

1つの事業で1m以上の書類を積み上げた段階では、それをやると決心した状態です。しかし、その2~3週間後に、「う~ん、もっと良いビジネスを思いついた」となり、それを40回繰り返したそうです。過去のアイデアを超えることを40回繰り返し、選び抜いた結果、ソフトバンクという情報革命をやる会社を創業しました。

まぐれ当たりではダメ。ビジョンを描く、そのビジョンが正しいのか情報収集を徹底的に行う必要があります。

ビジョンを実現させる各種戦略。

1つの戦略を立てるには、情報をいっぱい・ありとあらゆるもの集めて、それから枝葉を除去(略する)。最も太い幹、急所を見つけ、1個に絞り込まれたものが戦略となります。

“7割”の7です。これは孫さんのユニークでオリジナルなものになります。トカゲの尻尾も切られても3割くらいなら生えてくる。5割なら腸切って死んでしまう。

孫さんはよく博打打ちと言われがちです。勿論、ガンガンチャレンジするが、実は非常に用心深いのです、と。どういう意味かというと、本体の企業価値の3割を超えるようなリスクは冒さない、いちかばちかの博打はしない、理詰めで7割勝てるところまで持って行って勝負する、ということです。

7割勝てる、という錯覚をしてはダメ。絶対にいける7割、考え抜いてどう考えても7割いけるぞ、という7割でないとダメ。五分五分の勝率でやることは、馬鹿がやること。そんな人間はリーダーになってはいけない、武田勝頼になってしまう。自分の兵が3割やられているのに、意地になって突っ込むと滅亡する。自分なら、一目散に退散する。武田勝頼は意地になった、これはバカの典型だ。普通意地になるが、意地になるやつは組織を滅ぼす、ケチなやつは、もったいないから取り戻そうとして会社を潰す。

孫さんは、退却戦を何度もしています。

孫社長
孫社長

僕が退却するときは、もの凄く速いよ!

退却するときは、めちゃくちゃに叩かれます。ましてや相手がジョイントベンチャーのときには相手にも迷惑をかける。孫さんは、自分が退却戦をするときは、いくら叩かれてもまぁしょうがないかと思うけれど、私の後継者担った人が退却戦をするときはものすごい勇気が必要になる、と言っています。後継者が退却戦をするときは、先代は偉かった、2代目はバカだった、こう書かれることになる。

このような退却戦がどれほど勇気がいることか、これをやれたやつが初めてリーダーになれる。退却できないやつは無能、ブレーキのついていない車がどれほど危険か、というわけです。3割やられたらスパンと切る、守りの強い固めを持っていない人はリーダーになってはいけない。大体会社を潰す人は守りの弱い人。

一方で9割では、特に情報産業では手遅れになることが多い。なんとかライバルを出し抜こうと世界中で熾烈な競争しているためで、日本の大企業がやられるのはこのパターン。

命を賭けて闘うこと。

いくら高邁な理論を言おうが、言うだけなら無責任な理論。それ知ってたよ、とよく言うが、評論家・コンサルタントの人の典型。じゃあやってみろ、と言うと「それは私の仕事ではない」と返してくる。言うだけなら簡単、自分で闘って事を成せることが重要。やるのは難しいことなのです。

情報革命で人々を幸せにする、と言っているが、それならなぜSIMロックなんかかけてるんだ?と突っ込まれるかもしれない。

自分の理念を実現させる、事を成すには闘わなければならない。闘っている最中、事を成す前に自分の武器を渡すのはただの良い人、そんなことをやっている人は絶対に事は成せない。これまでの偉人、トヨタの創業者、松下幸之助、ヘンリー・フォード、スティーブ・ジョブズ、ビルゲイツだって皆闘ってきたんだ。ビジョン、理念を実現させるためには闘うことは必要。相手が首相、大統領であっても、最終的に世界中の人々の幸せになるためなら。

坂本龍馬だって、倒幕するときに、周りの人々・藩にも多大な迷惑をかけている。多少の期間、周りに迷惑がかかっても、最終的に自分たちが生き残ったら、本当に人々のためになると信じられる未来を信じて闘うべきである。

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所感

ビジョンの行は孫さんオリジナルだけあって、非常に熱のこもった講義でした。特に”七”は、多くの借金をして次々と投資をしていく孫さんのイメージとは少しギャップがあり、リスクについても深いポリシーがあることがしれたことはSBGに投資をしているアロハ父さんにとっても心強く思えました。

アロハ父さん
アロハ父さん

“情”でも40以上の新規事業を考えたのには感銘を受けました。全て世界トップを狙ったものだったんでしょうね。

次回は3行目の戦略についてご紹介します。お楽しみに。

アロハ!

コメント

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