こんにちは、モアナ母さんです。
我が家は、将来有望なAIカンパニーへの投資会社「ソフトバンクG」の株を2200株保有しています。
世界最先端のビジネスモデルを勉強するための、ソフトバンクビジョンファンドシリーズ。
第20弾となる今回は、ラストワンマイル配達サービスのGoPuff(ゴパフ)を紹介します。
先日、食品・医薬品などの商品を1.95ドルのフラット配送料で配達するGoPuff(ゴパフ)、評価額約150億ドル(1兆7100億円)で新規株式公開(IPO)に向け協議というニュースがありました。
株式市場の立ち上げには理想的とは言い難い市場環境にもかかわらず、今年最大の浮動株のひとつになるかもとロイターも期待の報道をしています。
COVID-19のパンデミックによるロックダウンで、人々がオンライン配送プラットフォームに頼らざるを得なくなったことが、このビジネスを後押していそうだね!
【GoPuff(ゴパフ)の基本情報】
企業名 | GoPuff(ゴパフ) |
事業内容 | ラストワンマイルの食料品/日用品の配達サービス |
創業 | 2013年、Rafael IlishayevとYakir Gola(共同CEO) |
本社 | (米)フィラデルフィア |
展開国 | 米国、イギリス、フランス、スペイン |
評価額 | 150億ドル(約1兆7100億円) |
【GoPuffのビジネスモデル】
Gopuffのビジネスは、掃除用品、家庭用品、市販薬、ベビー用品、ペット用品、食品、飲料、そして一部の市場ではアルコール類などの注文に即時配送で応じる、日常的に必要なものをすぐに入手できるサービスです。
市場にマイクロ・フルフィルメント・センターを設置し、何千もの商品を一律1.95ドルの配送料で30分ほどで届けてくれます。(※アルコールを注文する場合は、2ドル加算。)
アマゾンの「当日お急ぎ便」でも、GoPuffの即時性にはかなわないね。
24時間365日というところも、優位性が高く、まさに、「欲しいときに、欲しいものを」に答えたビジネスです。
商品の販売による利益を収益とする垂直統合型
「早く、安く」を実現できる理由として、
GoPuffの特徴は、自社で600のミニ倉庫(マイクロ・フルフィルメント・センター)を持ち、在庫とエンドツーエンドのサプライチェーンを所有しています。
競合のInstacartやUber Eatsのようにスーパーやコンビニなどと提携していない分、配達料で収益を得るわけではなく商品の販売による利益をメインとしています。
自社で持つことのリスクは高そうだけど・・・。
生鮮食品は取り扱っていなくて、スナック菓子や冷凍食品、日用品、一般用医薬品など長期保存可能な商品を中心に取り扱っているからそれができるのかな。
GoPuffは、全体で一括して仕入れた商品を、各地に設置した小規模な配送センター(倉庫)に分配し、ギグワーカーを活用して配達を行っています。
Gopuffは現在、北米と英国で450カ所の拠点で運営しており、その中には285カ所以上の倉庫と、2021年初めのBevMo買収で得た185店超の小売店が含まれています。
独自予測アルゴリズムの開発により在庫管理を徹底
GoPuffは独自予測アルゴリズムを開発しており、各拠点の在庫レベルを常に把握しているため、在庫切れや代替品の必要性のリスクを軽減しています。
配達員の移動速度や地域性、悪天候などの変数に基づいて配送システムを調整しているそうです。
在庫リスクに対してAIを活用しているってことね!
例えば学生の顧客がどこから注文しているか(寮の部屋、図書館、パーティーなど)、何時に注文しているか、どのような種類の製品を注文しているかまで把握し、それに応じてマーケティングプランを調整できるようにしています。
同社は今のところデータを販売する予定はないと言いますが、Amazonなども手を出せていない膨大な独自の価値を持っており、物流とマーケティング、両方に寄与するデータを保有することで垂直統合型の配達サービスを確立しています。
以上に関しては、下記の記事を参照にしています。
【GoPuffの将来性】
欧州への展開
2021年には、英国Fancy社の買収に続き、欧州の大手デリバリープラットフォームであるDijaを買収。
これにより、フランスとスペインで直ちにプレゼンスを確立し、英国で追加のインフラを提供することが可能に。
ヨーロッパ全域のより多くの顧客を呼び込めるチャンスになりそうです。
プライベートブランドへの展開
今月初めには、同社初のプライベートブランドも立ち上げました。
消費者動向データや調査などを活用して、顧客のニーズや好みに合った製品、フレーバー、パッケージサイズを作り出しているそうです。
AIを活用した消費者行動に関する Gopuff の洞察と、エンドツーエンドで所有することで得られるビジネスモデルを強みとして、プライベートブランドの成長も期待してみたいです。
【GoPuffの課題】
在庫の回転率が心配ですね。
在庫を抱えているだけで、費用が発生するからです。
そこを独自のアルゴリズムによって、どこまで効率をあげられるか、だと思います。
この垂直統合型のビジネスモデルは、DoordashやRappiなど、小売りと提携している他の配達プラットフォームと競合するので(両社も今年中に上場すると予想)、どちらに軍配が上がるのでしょうね。
人それぞれの需要があるので、両方とも伸びていくとは思いますし、ソフトバンクビジョンファンドとしては両方に投資しているので、静かに、両者の成長を見守りたいと思います。
まとめと所感
日本では徒歩圏内にコンビが多数存在してはいますが、家の外に出たくないときもありますし、近くにコンビニのない地方などでは、重宝されるでしょう。
そういえば、アスクルの、Yahoo!マートも本格的に稼働してきたね!
共働き世帯や高齢者の増加、コロナ禍による在宅時間の増加など、インターネット通販やデリバリーへの需要は、今後も伸びていくと思います。
それでは、アロハ~♪
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